- 大阪のベタな観光に飽きた人へ。ガイドブックには載らない淀川区のヘンな所10か所
- 約40年住む地元民が、実際に見てきたもの・通ってきた場所だけを紹介します
- 豚と馬が散歩している街の話、頭をかがめて通る高架下、2か月休むたこ焼き屋
はじめに
ガイドブックに絶対載らない大阪の珍スポットを、10か所ご案内します。舞台は大阪市淀川区です。
大阪の観光といえば、大阪城、道頓堀、通天閣、USJ。
もう行ったよ、という方も多いと思います。
この記事は、「大阪の珍スポットに行ってみたい」「ベタじゃない大阪を見てみたい」と思っている方に向けて書いています。
筆者は淀川区で生まれ育ちました。三津屋に約30年、三国に約10年、あわせて約40年。
その40年のあいだに「いや、これはおかしいやろ」と思ったものを10個、集めました。
豚が歩いています。馬もいます。ベランダにバルタン星人がいます。
新幹線が停まる街で、こんなことが起きています。
新大阪駅で乗り換えの時間が余った方も、地元の方も。
よかったら、ちょっと付き合ってください。
まずは結論|大阪・淀川区の珍スポット10選
- ● 三津屋の井戸 … 友人宅の前。細い路地にひっそり残っている
- ● 豚が散歩している … ミニブタではありません。しっかり豚です
- ● 馬が散歩している … 公園に馬。人参がもらえるかも!?
- ● 日本一!?低い高架下 … 自転車では頭をかがめないと通れません
- ● バルタン星人がいる … 場所は秘密です
- ● 気まぐれなたこ焼き屋 … よく休む。でも味は人生で一番
- ● 有名企業がある … オリオン・ダイヘン。キーエンスもすぐそば
- ● 三津屋のガスタンク … 大きな玉が2つ。子どもは「卵だ」と喜びます
- ● 淀川の屋台村 … 河川敷コースのゴールの、その先
- ● 新大阪駅の東口 … 新幹線の駅前とは思えない静けさ
※ 出典は各見出しの最後に載せています。
① 路地の奥に、井戸が残っている(三津屋)
三津屋の路地の奥に、今も井戸が残っています。ガイドブックには絶対に載らない、昔の暮らしの跡が見られる場所です。
💡 こんな人におすすめ
古い街並みや、昔の暮らしの跡が好きな方。マンションの谷間に昔がぽつんと残っている感じが楽しめます。

三津屋には、使われなくなった井戸が今もそのまま残っています。たぶん地元の人でも知らない場所です。
筆者の友人の家の前にあるのですが、そこへ行くまでの道がとにかく細い。普通に歩いていて見つけられる場所ではありません。
今は水は出ません。蓋がされて、そのまま残っているだけです。
子どものころは、「貞子が出るぞ〜!」と言って、友だちと騒いでいました。映画のせいです。井戸を見たら、そう言いたくなる世代なんです。
それでも、こういうものがまだ街角に残っているというのが、淀川区らしいところだと思っています。
⚠️ 注意点
個人のお宅の前にあるため、場所はあえて伏せています。見に行くのではなく、この記事の写真で雰囲気を楽しんでもらえたらうれしいです。
② 豚が散歩している(三国)
出会えたら、その日はちょっと得した気分になれる。三国のレア体験です。
💡 こんな人におすすめ
動物が好きな方。平日の昼前に、三国のあたりを歩く予定がある方。
三国の街では、豚が散歩しています。
ミニブタではありません。しっかり豚です。
ただ、いつでも見られるわけではありません。筆者は三国に10年住んでいますが、出会えたのは2〜3回です。
見られたらめちゃくちゃラッキー。宝くじが当たるくらいの確率かもしれません。
出会うとだいたい、まわりは写真を撮る人でいっぱいになっています。
みんなスマホを構えて、立ち止まって、豚を見ている。その光景のほうが、だんだんおもしろくなってきます。
筆者が三国のデイサービスで働いていたころも、豚が通ると、利用者の方が窓から珍しそうにのぞきこんで「かわいいなあ」と言っておられました。
子どもも、おじいちゃんおばあちゃんも、豚が一頭通るだけで手が止まる。そういう街です。
筆者が見かけたのは、どれも平日の昼前でした。
三国の街そのものについては、別の記事でくわしく書いています。
【淀川区・賃貸】三国は攻守最強!?10年住んだ地元民がエリア紹介
⚠️ 注意点
飼い主の方のお散歩です。近づきすぎず、遠くからそっと眺めるくらいがちょうどいいです。
③ 馬も散歩している(三国本町公園)
公園で、馬に会えるかもしれない。子どもが大喜びする、三国本町公園のサプライズです。
💡 こんな人におすすめ
小さいお子さん連れの方。運が良ければ、人参を分けてもらえます。
豚の次は馬です。三国本町公園では、馬に出会えることがあります。
2026年9月22日、家族3人で三国本町公園に行ったときのことです。
子どものストライダーの練習で、ジョギングコースを一周していました。
そうしたら、馬がいました。
まわりには子どもがめちゃくちゃ集まっていて、飼い主の方が「餌あげていいよ」という感じで、人参を配ってくれていました。
公園に馬がいて、人参を配っている。何度書いても、自分でもよく分からない一日です。
そのときの様子は、Xにも上げています。
良かったらXものぞいてみてください。
公園に馬おって草🌱
— GAMO (@GAMO_Fitness) 2026年9月22日
⚠️ 注意点
いつも馬がいるわけではありません。
筆者は子どもが小さいころから、この公園によく来ています。それでも馬に会えたのは、この日の1回だけ。出会えたら、奇跡に近いかもしれません。
馬に会えなくても、ジョギングコースがあるので、子どものストライダーや自転車の練習にも使えます。運だめしのつもりで、気軽に寄ってみてください。
④ 頭をかがめないと通れない高架下(三津屋)
「日本一低い」とも言われる高架下を、実際にくぐって体験できます。
💡 こんな人におすすめ
変わった構造物を見るのが好きな方。自転車で淀川区を回る方。



三津屋と田川のあいだに、低い高架下があります。
これがとにかく低い。自転車に乗ったままだと、頭をかがめないと通れません。
高さ制限の標識は1.2m。地域ニュースサイトの号外NETによると、実際の高さは154cmだそうです。
筆者は身長171cmですが、歩いて通るだけでも、少しかがまないと通れません。
以前、深夜番組でダウンタウンの浜田雅功さんが訪れていて、夕方の情報番組でも紹介されたそうです。
地元の人間としては、あんなところをテレビが撮りに来るのか、と驚きました。
筆者は高校生のころ、十三のスーパーでレジのアルバイトをしていました。
バイト先に加島に住んでいる同級生がいて、授業のあとその子の家でゆっくりしてから、十三へ向かう。その道すがら、この高架下をよく使っていました。
当時は何とも思っていませんでしたが、大人になって通ると、よくここを自転車で抜けていたなと思います。
高架下を抜けた先には、車止めが2本立っています。
地元の友達のあいだには、謎のルールがありました。原付や自転車で、いかにスピードを落とさずに通り抜けられるか。
ブレーキをかけたら根性無し。そして、高確率でヒザをぶつけます。
もちろん、マネはしないでくださいね。
⚠️ 注意点
2026年10月4日の大雨の日に通ったときは、冠水していませんでした。ただし、警報が出るほどの大雨のときは、冠水することがあります。
筆者も実際に経験していて、自転車のタイヤが半分つかるくらいまで水が来ます。大雨の日と、その直後は通らないようにしてください。
出典:号外NET淀川区「【淀川区】テレビでも紹介されていた「日本一?高さ制限の低い高架下」と言われているところに行ってきました!」(2019年1月公開・2026年10月2日確認)
⑤ バルタン星人がいる(三国)
特撮が好きな方なら、思わず二度見するはず。三国の街角には、バルタン星人がいます。
💡 こんな人におすすめ
特撮やウルトラマンが好きな方。三国を歩く予定のある方。
建物のベランダに、ふつうに立っています。
筆者も、歩いていて偶然見つけました。見つけた瞬間、二度見しました。
どこにいるかは、秘密です。
三国の街をのんびり歩いていたら、ふと目が合うかもしれません。
写真は、こちらの記事に載せています。
⚠️ 注意点
個人のお宅です。わざわざ探し回ったり、写真を撮りに行ったりはご遠慮ください。姿を見てみたい方は、上の記事の写真でどうぞ。三国を歩くついでに、偶然の出会いを楽しんでください。
⑥ 気まぐれなたこ焼き屋(三国カリトロ)


開いている日に当たれば、それだけでちょっとうれしい。しかも味は、地元民が「人生でいちばん」と言い切るたこ焼きです。
💡 こんな人におすすめ
運だめしが嫌いでない方。開いていれば、たこ焼きは間違いありません。
三国に、とても気まぐれなたこ焼き屋さんがあります。
つい最近(2026年7月ごろ)、2か月ほど休んでいました。
貼ってあるのは、ラミネートされた「臨時休業」の紙だけ。いつもは「何日から何日まで」と書いてあるのですが、そのときは日付が何も書かれていませんでした。
これはもう閉店したかな、と思って、しばらくしてから見に行ったら、ふつうに営業していました。
よかった、体調でも崩されていたのかな、と思っていたのですが——この記事を書いている2026年10月1日現在、また休んでいます。
もうひとつ、気まぐれなところがあります。
一時期、唐揚げを始められていたんです。いいなあと思っていました。
たこ焼きを買いに行ったときに店主さんと話したら、「唐揚げは仕込みがめんどくさいからやめた」と。
よく売れていたそうです。それでも、めんどくさいからやめた。
店主さんは40代くらいの、まだ若いお兄さん。とてもカジュアルな方です。
ここまで読むと、ただの気まぐれなお店だと思われるかもしれません。
それでも筆者が通い続けている理由は、ひとつです。
ここのたこ焼きが、今まで食べた中でいちばん美味しいからです。
親が焼いてくれたものより、妻が作ってくれたものより、余裕で美味しい。そう言い切れます。
ちなみに注文は基本、電話予約です。
そしてこちらが電話を切る前に、ガチャ切りされます。決して愛想がいいとは言えません。
休みは多い。電話は切られる。それでも通う。そういうお店です。
お店は、阪急三国駅の北口から歩いて2分ほどの「三国ビル」と、信号をはさんだ向かいにあります。三国ビルまでの道順は、こちらの記事で紹介しています。
⚠️ 注意点
開いているとは限りません。Googleの検索結果では「営業中」と出ていても、実際は閉まっていることがあります。2026年10月4日の夜に筆者が見に行ったときもシャッターが下りていて、この1〜2週間ほど閉まったままです。
行く前に、お店へ電話で確かめるのが確実です。
店名:たこ焼き カリトロ 三国本店(電話 06-6396-3008。公式サイトはありません)。営業状況は2026年10月4日に筆者が現地で確認。
⑦ 実は、名の知れた会社がある
ラムネのオリオンに、変圧器や溶接機のダイヘン。素朴な町に、全国区の会社が本社を構えています。知っていると、ちょっと人に話したくなる話です。
💡 こんな人におすすめ
ものづくりや企業の話が好きな方。新大阪で乗り換えの時間が余った方。
筆者が約30年住んでいた三津屋は、阪急の神崎川駅が最寄りです。この駅、とにかく素朴です。
だいぶ前、妻と神崎川駅で降りようとしたときのこと。近くにいた学生さんが、友達にぼそっと「え、こんな駅で降りる人なんかおるん?」。
昔付き合っていた彼女を連れてきたときは「この街、なんもないな」。バイト仲間と車で通ったときは「おじいちゃんおばあちゃんしかおらんよね」。
はたから見ると、それくらい田舎に見える町です。
でも、そんな淀川区には、名前を聞けば「ああ」となる会社があります。ここは少しだけ自慢をさせてください。
皆さんは、コーラの形をしたラムネ「ミニコーラ」を、一度は見たことがあるのではないでしょうか。食べたことがある方も多いと思います。
筆者が小学生のころ、遠足のおやつには「300円まで」という決まりがありました。
あの300円のなかに、これはほぼ必ず入っていました。
このラムネを作っているのが、何を隠そうオリオンです。

ちなみに、オリオンの本社は淀川区の三津屋南にあります。設立は1957年。
この記事の①の井戸も、⑧のガスタンクも、同じ三津屋です。
あの町で70年近くラムネを作り続けている、ということになります。
ここからは、完全な余談です。
筆者が生まれたとき住んでいた家は、オリオンの正門の真ん前にありました。
かなりボロボロのアパートで、阪神・淡路大震災で半壊し、引っ越すことになりました。
そんなわけで、筆者の幼少期はオリオンと一緒にありました。
この体はオリオンのラムネでできている、と言っても過言ではありません。
ダイヘンの本社も淀川区の田川2丁目にあります。1919年創業で、変圧器や溶接機、産業用ロボットなどを作っている会社です。
④で紹介した低い高架下は、ちょうどこの田川と三津屋のあいだにあります。
ふだんの生活ではなじみが薄いかもしれませんが、変圧器の業界では知らない人はいない会社です。地元でも、十三のあたりで大きい会社といえば「ダイヘンか、武田薬品の大阪工場」と言われるくらいです。
実は筆者、明石の変圧器メーカーで働いていたことがあり、ダイヘンでも少しだけ働いていました。
以前、副業先のフィットネスクラブで、同い年の男性と知り合いました。昼間は変圧器メーカーの営業をしている人です。「ダイヘンで働いてたんですよ」と言うと、「ああ、ダイヘンですか!」と即答。「ダイヘンまつり、僕行くんですよ」とまで言われました。
ダイヘンまつりは、毎年7月に十三事業所の一部を開放して開かれるお祭りです。模擬店や盆踊りがあり、地元の人も参加できます。2025年度は約3,300人が来場したそうです。
そういえば、阪急の大阪梅田駅から地下鉄のほうへエスカレーターで降りるところに、ダイヘンの大きな看板があったのを覚えています。朝礼で「看板ができたので、通ったら見ておいてください」と言われた記憶があります。今もあるかは分かりません。
そしてもう一社、キーエンス。
「20代で1000万円超え、30代で家が建ち、40代で墓が建つ」なんて言われるほど、給料の高さで有名な会社です。
製造業界の絶対王者。「ここで働いてます」と、一度は言ってみたい会社です。

ただし、ここは正確に書いておきます。
キーエンスの本社は大阪市東淀川区東中島で、淀川区ではありません。最寄り駅がJR新大阪駅と西中島南方駅で、この2つの駅が淀川区にある、という関係です。
それでも、キーエンスの知名度はすごいです。筆者が働いているフィットネスクラブで、大学生の女の子に「どのあたりに住んでるんですか?」と聞かれて「新大阪の近く」と答えたら、「え、キーエンスの近くですか?」と返ってきました。
はたから見たら、ど田舎かもしれません。それでも、この小さな町には、全国の子どもが知っているお菓子の会社も、業界で知らない人はいない会社もある。世界に誇れる会社があるんだぞ。地元民としては、そう胸を張りたいのです。
⚠️ 注意点
いずれも企業の施設です。中に入ったり、敷地内で写真を撮ったりはできません。
出典:オリオン株式会社 会社情報(2026年10月2日確認)/株式会社ダイヘン 会社概要・株式会社キーエンス 会社概要(2026年10月3日確認)/株式会社ダイヘン 地域貢献(ダイヘンまつり)・武田薬品工業 大阪工場(2026年10月5日確認)
⑧ 大きな玉が2つ並んでいる(三津屋のガスタンク)
三津屋には、大きな玉のようなガスタンクが2つ並んでいます。車で近くを通るだけで、子どもが大喜びする景色です。
💡 こんな人におすすめ
工場や大きな構造物が好きな方。小さいお子さん連れの方。
三津屋には、大きな玉のようなものが2つ、どんと並んでいます。ガスタンクです。
テニスクラブ「コ・ス・パ神崎川」の向かいにあります。2018年の号外NETの記事では「大阪ガス株式会社 神崎川供給所」と紹介されています。
車で近くを通ったとき、子どもが「卵だ!」と喜んでいました。たしかに、言われてみれば卵です。
ただ、筆者にとっては、少し違う思い出があります。
小さいころ、「あれが爆発したら、この街は吹っ飛ぶ」と聞かされていたんです。
それを真に受けた子どもだったので、毎日のようにビクビクしていました。今でもあの玉を見ると、少しだけ当時の気持ちが戻ってきます。
同じものを見ても、親と子で、こんなに感想が違う。それがおもしろいところです。
⚠️ 注意点
ガスの施設です。敷地に近づかず、離れたところから眺めてください。テニスクラブ「コ・ス・パ神崎川」の前の道から見上げるだけでも、その大きさは十分伝わります。
出典:号外NET淀川区「【淀川区】今週末の盆踊り情報!…ところで大阪ガス駐車場って、どこにあるの?」(2018年7月公開・2026年10月5日確認)
⑨ 河川敷のゴールの、その先に屋台村がある(十三)
淀川河川敷を歩いたあと、十三の屋台村「ミナモ十三」で、そのまま一杯やれます。
💡 こんな人におすすめ
淀川河川敷を歩いたあと、そのまま一杯やりたい方。
淀川河川敷のコースを歩き切った、その先に屋台村があります。
以前、淀川区の散歩コースを5つ紹介する記事を書きました。
その中の淀川河川敷のコースは、塚本から十三へ向かって、最後は坂道をのぼって十三筋に出て終わり、という流れでした。
実は、あの坂をのぼらずに、そのまま、まっすぐ進むと屋台村があります。
散歩のゴールが、そのまま一杯やる場所につながっている。
歩いたあとにこれが待っていると思うと、コースの意味がちょっと変わってきます。
近所で運動の習慣をつけたい方にも、こういう「ごほうび」があるコースは続けやすいはずです。
散歩コースのほうは、こちらでくわしく書いています。
⚠️ 注意点
営業時間はお店ごとに違います。平日は17時ごろから開くお店が多く、土日祝はお昼から開いているお店もあります。閉店はどのお店も22時半〜23時です。
定休日もお店ごとなので、お目当てのお店がある方は、公式サイトで確かめてから行くと安心です。
駐車場と駐輪場はありません。阪急の十三駅から歩いて約5分なので、電車で行くのがおすすめです。
出典:淀川つつみ市 ミナモ十三 公式サイト(2026年10月5日確認)
⑩ 新幹線の駅前なのに、やけに静かな東口(新大阪駅)
新大阪で乗り換えのすき間時間に、ひと昔前の大阪の空気を味わえる場所です。
💡 こんな人におすすめ
レトロな街並みが好きな方。新大阪で乗り換えの時間が余った方。
最後は、大阪の玄関口から。新大阪駅の東口は、新幹線の駅前とは思えないほど静かです。
新大阪駅は、新幹線も特急も停まる駅です。駅の中はいつも人でいっぱいで、ビルがまるごとひとつの街みたいになっています。
ところが、東口を出ると空気が変わります。
東口は2つあって、片方は東中島の方へ、もう片方は西淡路の方へ出ます。駅は淀川区ですが、東口を出た先は、どちらもお隣の東淀川区です。
特に西淡路側は、人通りがほとんどありません。広い通路に、黄色い照明。ロータリーがあって、バス乗り場がある。それだけです。
大阪駅の周りのにぎやかさを思い浮かべてから行くと、同じ大阪とは思えません。
看板の文字も色づかいも、どこか一昔前のまま。悪い意味ではなく、レトロな空気がそのまま残っている場所です。
筆者にも、東口の忘れられない思い出があります。
10年ほど前、明石で働いていたころのことです。飲み会の帰り、JRから阪急に乗り換えるはずが、電車の中でぐっすり寝てしまいました。慌てて飛び起きて降りたのが、新大阪駅でした。
地元なのに、新大阪駅で降りたことはほとんどありません。適当な出口から出てタクシーを拾おうとしたら、1台もいないんです。仕方なく駅のまわりをぐるっと歩いて、大きな交差点まで出て、やっとタクシーをつかまえました。
これが思った以上に長い道のりで、夜なのでまわりは薄暗く、なんとも心細かったのを覚えています。あとから考えると、あれはたぶん東口でした。反対側のにぎやかさとは、まるで別の駅のようでした。
ちなみに2022年3月には、地域の住民や事業者、大阪市などが集まる協議会が「新大阪駅東口まちづくりの考え方」をまとめていて、このあたりのまちづくりが話し合われています。
今の景色が見られるのは、もしかするとそう長くないのかもしれません。
淀川区に残る昭和っぽい空気が好きな方は、こちらの記事もどうぞ。
【淀川区の住みやすさ】40年住む地元民が選ぶ好きなところ7選
⚠️ 注意点
お店はほとんどありません。買い物や食事は、駅の中で済ませておくほうが安心です。
出典:東淀川区西部地域バリアフリーまちづくり協議会「新大阪駅東口まちづくりの考え方~新大阪駅東口まちづくりビジョン検討案~」(2022年3月・大阪市東淀川区のサイトに掲載/2026年10月5日確認)
よくある質問
Q. 大阪で珍しいスポットはどこですか?
A. ガイドブックに載らない珍スポットなら、大阪市淀川区がおすすめです。自転車では頭をかがめないと通れない三津屋の低い高架下、豚や馬が散歩している三国の街、ベランダにバルタン星人がいる家など、地元の人が暮らす街の中に、思わず二度見するものが残っています。
Q. 大阪でマニアックな観光地はどこですか?
A. 観光地として整えられた場所ではありませんが、三津屋の大きな玉が2つ並んだガスタンクや、新幹線の駅前とは思えないほど静かな新大阪駅の東口は、知る人ぞ知るスポットです。新大阪駅の東口は、乗り換えのすき間時間にも立ち寄れます。
Q. 大阪で面白い所はどこですか?
A. 淀川区なら、開いているかどうかは運しだいの三国のたこ焼き屋さん「たこ焼き カリトロ 三国本店」や、淀川の河川敷にある屋台村「ミナモ十三」がおすすめです。散歩の途中に、地元ならではのちょっと変わった出会いがあります。
Q. 大阪でディープな場所はどこですか?
A. ふだんの暮らしがそのまま残る街を歩きたいなら、十三や三津屋のあたりがおすすめです。路地の奥に残る井戸や、70年近くラムネを作り続けているオリオンの本社など、生活のすぐそばに珍しいものが残っています。
まとめ
大阪・淀川区の珍スポットを10か所ご紹介しました。
並べてみると、我ながらおもろい街やぁと思います。40年住んでいて飽きません。
街歩きを長く楽しめるかどうかは、意外と「歩ける体かどうか」で決まります。
大阪に来られることがあったら、道頓堀の帰りにでも、淀川区をちょっとだけのぞいてみてください。
ガイドブックに載っていない大阪は、たぶんこっちです。
パーソナルトレーニングのご案内
街歩きを、これからも長く楽しみたい方へ。GAMOのパーソナルトレーニングでは、長く歩ける体づくりをお手伝いしています。
淀川区やその近くにお住まいなら、通いやすい場所にあります。
監修者・執筆者情報
GAMO代表 Daisuke Gamo(NESTA SFT シニアフィットネストレーナー/JCCA ベーシックセブン)。三津屋に約30年、三国に約10年、合計約40年淀川区に在住。GAMO fitnessについて